待合室

診察室

オペ室

レントゲン

デジタルレントゲンシステムにより、詳細かつ迅速にX線検査を行うことが可能です。

超音波診断装置

腹部超音波検査以外にも、ドップラー機能を備えた機器により、シニア期に多発する心臓疾患の診断、重症度の評価を行います。また、当院では、心臓疾患の動物に対し、麻酔をかける機会が多くありますが、超音波やX線によって詳細な検査を行い、綿密な麻酔計画を立てています。

内視鏡

当院で最も内視鏡の適用が多い症例は、慢性の下痢や嘔吐です。内視鏡により、胃および小腸、大腸の炎症、または腫瘍に対して、病変の観察と生検を行います。これによって、確定診断ができれば、有効な治療を選択することができます。その他、異物摘出などでも活躍し、動物の負担は大幅に軽減されます。

整形外科用パワーツール

骨折、脱臼、椎間板ヘルニアなど、整形外科領域に欠かせない機器です。これらの手術では、非常に緻密な作業を必要とし、動物の大きさ、病変の状態によって、それに見合った道具を使用しなければ、手術を成功に導くことは困難となります。そのため、当院では多様なアタッチメントを取り揃えています。

超音波手術装置
（オリンパス社製ソノサージ）

超音波振動により血管その他の組織を挟んで凝固切開します。
縫合糸による結紮をせずに血管をシールするため、手術内容にもよりますが、大幅な手術・麻酔時間の短縮につながります。
これによって、手術を受ける動物の負担を軽減します。また、体内に異物（縫合糸）を残しません。

歯科ユニット

高性能歯科ユニットの使用により、従来、動物病院で行われていた歯石除去・抜歯以外にも、歯内治療などを実施することが可能です。これにより歯を抜くだけでなく、治療の選択肢を増やすことができます。また、一般的な動物病院で使用されている機器より高性能であるため、複雑な処置にも短時間で対応できます。

超音波手術装置（ソノキュア）

超音波振動させた金属チップにより、軟部組織・骨組織は破砕・乳化・吸引し、血管、神経、硬膜等の弾力性に富んだ組織は選択的に温存が可能です。
これにより高度な手術を正確に安全かつ低侵襲に行え、動物へのダメージを大きく軽減します。
主に椎間板ヘルニアや肝腫瘍切除に使用しています。

歯科用レントゲン

残念ながら胸やお腹、足などを撮影する一般的なレントゲンでは歯の正確な評価はできません。
肉眼では確認できない歯根部などの状態を詳細に診査し、どのような治療がベストか見極めます。

ICU装置

重症疾患や手術後などの入院管理に欠かせません。酸素濃度、温度、湿度などがコントロールできます。
病気によっては、ICU無しでの入院管理は不可能と考えられるものもあります。

血球計算器・化学分析装置

一般的に血液検査というと、この2つの機器で測定された数値になります。
いずれの装置も短時間で結果が得られることから、緊急時にもすぐ治療にフィードバックでき、治療成績の向上につながります。

人工呼吸器

麻酔中の呼吸管理に使用します。呼吸回数、換気量、気道内圧を調節し、安全な麻酔管理に役立てます。
特に開胸手術では必須と言えます。

生体情報モニタ

全身麻酔という特殊環境では、生命維持に必須の体の機能が大きく変化することがあります。心電図、呼吸、血圧、血中酸素飽和度などをリアルタイムに把握し、吸入麻酔濃度などの調節を実施します。